去年のこと
今更ながら去年のことを振り返ってみたりしています。
もちろん、社会人になって働き始めたというのは確かにあるのですが、それに関しては書けないことが多すぎますので、ここに書けない諸々のことを除くと、去年で一番大きな出来事は...やはりPeggyというエディタに出会ったことではないかと思います。
Peggyについては、前にもちょっと書いたりしていたのですが、なぜこんなに好きになってしまったのか...というと、前々から僕が「こういうエディタがあったらいいなあ」と思っていた機能を、非常に高いレベルで備えたソフトだから、というのが一番だと思います。
エディタというのは非常に好みが出るもので、掲示板の議論では宗教戦争ライクになってしまうこともしばしばです。僕の場合、前からMKEditorというソフトとEmEditorというソフトを併用していまして、MKEditorはほとんどプロジェクト管理機能のために使っていました。用途としては、ホームページ作成やJavaプログラミングです。
ファイラ+SDIエディタという環境でもできるのですが、複数のファイルを参照し合って行わなければならない作業だと、特にファイルが複数のフォルダに渡っている時に作業効率がガクンと落ちてしまいます。
ただ、MKEditorはフリーのソフトとしては非常に良いソフトなのですが、特に開発速度の面で商品には叶わない部分があるわけでして...その不満を一気に埋めて、しかも+αまで提供してくれたのが、Peggyというエディタでした。
思うにエディタというのは、プログラマにとって武器なのだと思います。自分に合った武器を見つけることは、とても大切なことです。
初めてコンパイラの出力をアウトプットウィンドウに取り込んで、タグジャンプでプロジェクト内のファイルを飛び回ることができた、あの感動を忘れることができません。統合環境でしかあり得なかったことを、エディタとしての軽快さはそのままに行うことができるのです。
Peggyは、へっぽこプログラマな僕に、どうにかこうにかこの世界でやっていくための勇気を与えてくれたのでした。
もちろん、Peggyは決して完璧なエディタというわけではありません。今のところ僕の環境はPeggy+EmEditorなのですが、関連付けは全てEmEditorにしています。Peggyはプロジェクト経由でしか利用しません。普段使いには大仰すぎるんですよね。
エディタとしての基本機能は、明らかにEmEditorの方が上だと思います。(最近バージョンアップしましたし。)EmEditorは、設定(Cとか、HTMLとか)ごとにほとんど全ての設定を保持することができて、これが特に素晴らしいです。文字コードや国際化対応も完璧ですし。
EmSoftが、EmEditorの基本機能を流用してPeggyライクなMDIエディタを作ってくれたら飛び上がって喜ぶのですが...ポリシーを読む限り、まずそんなことはないかな。
そう、あと、掲示板を介して非常に細やかなサポートとフィードバックを行っているのもPeggyの魅力です。企業製とは言え、ほとんど一人で作っているようなので、大丈夫かなあと思うのですが(特にあの凶悪な量の要望リストを見ると)、お体に気をつけて開発を続けていただきたいなーと思います。
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