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アカデミックとビジネス

gamella氏のところで、「安価な労働力としての博士過程」の話題が出ていた。僕は学卒でビジネスの世界に入ってしまったので、大学の実情はあまりわからないけど、この問題を放置しておくと日本社会の新しい研究を培う能力が損なわれてしまうように思う。

ただ、やはり企業の方から見ると、博士号取得者の専門性を生かすこともまた、非常に難しいのも確かだ。これは恐らく、現代科学技術が非常に細分化されていることに関係があるように思う。例えば同じ物理学系でも、隣の研究室でやっていることが全然わからない、ということも多いだろう。ましてや企業の世界をや、である。

では、いったいどうしたらいいんだろうか。まずは、企業と大学のパイプをつなぐ場や人を増やすことが必要だろう。現状では、互いのコミュニケーションが少なすぎる。
もう一つの答えは、大学という組織がもっと力を付けて、新しい研究を培うことができるようにすることだろう。例えばアメリカの大学では、大学が学内で出願された特許をまとめて管理し、大きな収入を上げている所があるそうだ。日本では法人化が済んだばかりだが、そういった手法を真似ていくことも必要ではないだろうか。

一方個人のキャリアパスという観点から見ると、僕は、やってみたい研究があるなら、大学院に行くのはいいんじゃないだろうかと思っている。理由は単純で、自分がその分野で何ができるのかを見極めるのは、大学4年では無理だろうと思うからだ。折角自分の可能性を探求する機会があるんだから、それを逃す手はない。

僕が学卒で就職したのは、僕がやりたいことを、どこの研究室でもやってなかったからだったと思う。今それが出来ているかと言うと、微妙なんですが(^^;

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

トラックバックしてくれりゃいいのに、今気づいたよ。

まぁ、いまどこのシンクタンクも産学官連携をうたったプロジェクトを立ち上げているから、少しはましになるかもしれんね。

投稿: がめら | 2005.06.27 15:24

すまんね、ココログが混んでて失敗したみたい。
やっぱり今はビジネス側に金がある時代なんだよなあ。大学もビジネスの流儀を身につけないといけないんだろうな。

投稿: ashel | 2005.06.27 23:24

再構築に時間がかかるのと、サーバがたまに極端に重くなる以外に関してココログに特に不満はないんだけど、最近FC2の伸びがすごいね。

日本の産学の研究成果の比率はだいたい8:2らしいです。どういう計算で出したかは知らないけど、これがヨーロッパだと6:4くらいで、アメリカだと3:7らしい。

あと、日本は基礎研究に関してはたくさん論文を出すが、応用になるととたんにだめになるというデータが生物学業界では出されており、特にバイオベンチャーは成功しておりません。

そんなわけで、大学側はもっと淘汰が進んで、力を持つべきだという意見には全面的に賛成ですね。

投稿: がめーら | 2005.06.28 00:57

年収400万かぁ...
遠い国の話のようだ...
と、しがない安月給なポスドクの身からしてみれば思うわけだったりします。
ま、自分で選んだ道なので、愚痴はこぼしまくっても後悔はしないつもりですが
#うちなんて、分野自体が基礎研究以上でも以下でもないから、産学提携から一番遠いあたりにいるし...
そういえば、最近世の中で言われている「基礎研究」と自分の使う「基礎研究」という言葉の意味がずれているような気が時々します。
なんとなく、世にいう「基礎研究」って、「いまは役に立たないけど、10-20年後には役に立つもの」のみをさしているような...

投稿: snd | 2005.06.30 01:00

そんなことはないと思いますよ。役に立つとか考えない方がいい分野もありますよね。
「大学が力をつける」ということは、そういう分野にも自由にお金を割り振れるようになることだと思うんですよ。そのためにお金を儲けられる分野では儲けることが必要だと思います。
基礎研究の大切さを一番解ってるのは、やっぱり大学自身だと思いますし。

投稿: ashel | 2005.06.30 23:39

…。同じく「基礎研究」にすら入らない人文系はどうすればいいんでしょうねえ。
# と、他人事のように言ってみる、てか他人事だし(^_^;)

かなり誤解されていますが、正直産学連携自体は儲かりません。それで儲かった企業に
「で、法人税で取られるくらいならウチに寄付してくれませんか?」
で、帳尻が合うか合わないか位ですね。
# 研究する本人達に張り合いが出るという効果の方が大きいかなあ、と思います。

投稿: pnd/a | 2005.07.22 22:22

確かに今は儲からないかもしれないですけど、これからもそうであってはいけないと思うんですよね。

アメリカで、大学が特許で儲けることの出来ることの後ろ盾になった「バイ・ドール法」っていうのができてから、まともに運用されるようになるまで10年くらいかかったらしいんですよ。
日本でもコレに似た「大学等技術移転促進法」っていうのができたんですけど、これが1998頃なんですね。だから、今の時点で儲からないって言ってしまうのは、結論が速いんではないかと。

投稿: ashel | 2005.07.24 01:15

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