ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
発売日に買ったんですが、忙しくて全然読めてなかったハリーポッター第六巻。東京の方へ行く用事があったので、その行き帰りの新幹線で読むことができました。長編を読むなら、やっぱり新幹線ですね。二時間ちょっとという時間がちょうど良いのです。
まず一言で言うと、この巻はとても面白かったです。読み始めたらもう止まらない、という感じですね。第五巻であったような理不尽さが、第六巻ではあまりないのもよかったです。
ただ、多くの人が言っているように、物語はどんどん暗くなり、あまり児童書という感じではなくなっています。
だけど、思えばハリーポッター第一巻の日本語版が出たのは1999年ですから、なんと7年も経っているんですね。初めて読んだときは小学生低学年だった子も、もう中学生を卒業する頃ってことです。それを考えると、ハリーポッターの内容は、呼んでいる子供達の成長に合わせて変化していっている、ということになるんじゃないかな。
僕たちがロードス島戦記や銀河英雄伝説を読んでいた頃ってことを考えると、暗すぎる話でもないと思います。
ハリーポッターの魅力は、魔法と現代社会が奇妙にマッチした、そのユニークな世界観にあると僕は思っています。この世界観で、もっといろんな作品を読みたいですね。ローリングさんだけじゃなくて。
冒頭の、イギリス首相と魔法省大臣が話し合うくだりなんかは絶妙ですね。読んでてにやけてしまいました。
今まで迷ってばかりいたハリーも、今回の巻ではたくましく成長し、自分の為すべきことと向き合うようになっています。僕が一番びっくりしたのは、ハリーがクディッチチームのキャプテンになってることですね。いやはや、あのハリーが!ヴォルデモート云々より、こっちの方がびっくりです(^^;
というわけで、俄然第七巻が楽しみになってきました。早く書いてくれないかなー。
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コメント
はじめまして.
私も「ハリーポッター」シリーズは好きで, 1巻から最新刊を除いて読みました. いつも「ハリーポッター」は図書館から借りて読むので, 約 1000 件の予約待ちにより読めるのは次の巻が出る直前(1ヶ月前ぐらい). 依然6巻を読むのが楽しみです.
ハリーポッターを初めて読んだのは中学生の頃でした. その時は, 学校の図書館に平然と並んでいて, あまり騒がれていない頃でした. 読み始めると止まらなくなり, 学校で休憩時間にも読んでいた記憶があります. 図書館で借りる癖はこの頃ついたのですが, ハリーポッターの魅力も7年たった今も色褪せていない事は嬉しい限りです.
投稿: たけざお | 2006.08.06 23:56
たけざおさん、はじめまして。予約待ち大変そうですね。でも、楽しみに待つのもまた良いかもしれないですね(^^
僕が初めて読んだのは大学生のときかなあ。ファンタジー好きなので話題の作品はチェックするようにしているのですが、ハリーポッターはイマジネーションの豊かさに驚いた記憶があります。
投稿: ashel | 2006.08.07 00:16