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GUNSLINGER GIRL 8

GUNSLINGER GIRL 8GUNSLINGER GIRL 8

著者:相田 裕
出版社:角川(メディアワークス)

最近買ったコミックの中でダントツに面白かったのが、このGUNSLINGER GIRL 8巻。6巻から登場している義体の「2期生」ペトルーシュカ(ペトラ)とその担当官アレッサンドロ(サンドロ)の物語が描かれます。

この作者さんは本当に複線の張り方と物語の持って行き方が巧いですね。いつも感心してしまいます。
本巻で詳しく説明されるサンドロの部屋は、6巻の第30話でサンドロとペトラ(この時はまだエリザですが)が初めて出会った後に出てきていますし、本巻のラストでペトラが投げつけた本は、30話でサンドロが読んでいた本なんです。8巻を初めて読んだときにはわからなくて、読み返してみて初めてわかりました。

マンガってもう少し泥縄式に作っていくものだと思うのですが…ペトラとサンドロの話になって、この辺りの構成に磨きがかかってきている気がします。

あと、ペトラがどんどん強くなっていきますね。考えてみると、1期生の面々は元々普通に暮らしていた人たちだったのに対し、ペトラはとびきり優れたバレエダンサーだったわけですから、身体を制御する能力は比べものにならないはずです。2期生は1期生よりもスペック的に劣るという設定なのですが、ペトラはその差を克服できそうです。
義体の中では、今までおそらくトリエラが最強だったと思うので、ペトラとトリエラが絡んでいくような話も読んでみたいですね。

GUNSLINGER GIRLは、6巻辺りから絵柄と話の作りがかなり変わりました。そのせいで従来のファンからは批判を受けているようです。実際amazonの8巻の評価も3.5と全く奮いません。(個人的には、この出来で星3.5というのは低すぎると思うのですが…)
確かに最初の頃のような、可愛い女の子が出てくる、いわゆる萌え系な話ではなくなりましたが、それは作者さんが描きたいものが変わってきたからであって、「面白くなくなった」ということは全然ないと思います。
この辺は続きものを描いていくことの難しさですよね。読者はもう一度同じような体験を求めるのですが、同じことを描いても、同じように面白くはならないことが多いですので。

ただ、これは僕の予想でしかないのですが、作者さんは話の流れを1期生から2期生へ移そうとはしていないと思います。もしそうなら、2期生をもっと多人数登場させるはずです。
1期生とペトラの対比が、GUNSLINGER GIRLという物語を終わらせるには必要だったのではないでしょうか。
これからどんな風に展開していくのか、とても楽しみです。

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