BLOCKGROUP使ってみました
最近、勉強がてら家でもプログラミングをすることが多いのですが(ほとんどRubyのCGIかPeggyのMocaScriptです)、会社と開発環境が違うのがストレスになりがちです。
特に困るのはsubversionがないことで、一回バージョン管理システムに慣れてしまうと、元に戻すことができないのが不安になってしまいます。
かと言って、ローカルPCにサーバを立てるのは常駐ソフトを増やすことになってしまいますし、もう一つPCを用意するのも場所を取ってしまいます。玄箱などのカスタマイズ可能なNASでサーバを立てられないかな、と考えておりました。
そういう状況で知ったのが、サービスを開始したばかりのBLOCKGROUPというレンタルサーバです。なんと月額250円で、1GBのsubversionリポジトリが使えるらしい。これはもう破格と言って良いですね。採算が取れるのか心配になってしまいます。
お盆前に早速申し込んで使ってみました。subversionとwebサービスがどう結びつくのだろう?と思っていたのですが、どうやらhtdocsフォルダにコミットしたファイルの最新版がそのまま公開される、という仕様のようです。基本的にはsubversionのリポジトリとして普通に使えるのですが、気になった点を列挙しますと、
・CGIとして使えるのはPHPとPerlだけ。RubyやPythonは未対応。問い合わせてみたのですが、将来的に対応する可能性はあるとのことです。
・WebDAVも同時に使えるのですが、subversionでコミットしたファイルとの関係がはっきりしない。WebDAVで上げたファイルはsubversionでどう見えるんだろう?実験してみたいのですが、なぜかWebDAVでログインできない…。
・subversionのアクセスが遅い。数KB/sしか出てない感じ。まあ、ソースファイルを扱うぶんには十分なのですが。
・htdocs/index.htmlを書き換えてもサイトのトップが更新されない。やり方がおかしいのかなあ。
・1GBというディスク容量は、subversionの管理データも含むので、画像などの大きなバイナリデータを管理すると、あっという間に消費してしまいそう。subversionでは、管理データを減らすことはできなくて、ひたすら増えていくだけなので。
・cron相当の機能がない。
・おまけで使えるBLOCKBLOGの管理ツールトップがやたら重い。ブックマークは記事投稿のページにしておくのが良さそう。
という感じです。総じて、ソースファイルの管理には十分なのですが、これでサイトを管理しようという気にはなりませんでした。
今後改善される可能性もあると思うのですが、しばらくはlacoocanとの併用で行きたいと思います。自由に使えるsubversionのリポジトリとしては唯一無二の存在ですので、頑張っていただきたいですね。
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コメント
BLOCKGROUPつぶれたよ・・・。
投稿: BLOCKGROUP | 2008.06.13 23:57
なんと、本当ですね。やっぱりサービスの採算性自体に無理があったのかなあ。
使い始めてから1年近く経つけど、今だにsubversionのホスティングサービスをやっているところは出てきていないので、代わりに使えるところはないですね…。かなり残念です。
投稿: ashel | 2008.06.14 08:39