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はじめてのニコニコ動画

ニコニコ動画は大分世の中に浸透してきたようで、周りを見ると非オタクの人も見るようになってきたみたいです。
ただ、同時に言われているのが「何が面白いのかよくわからない」ということで、確かにニコニコ動画にアクセスしても、TOPページに表示される動画はニコニコ動画に関する前提知識が必要なものばかりのような気がします。

そこで、ニコニコ動画を初めて見る方でも理解しやすそうな動画、またはニコニコ動画の独特なネタを理解できるような動画を集めたマイリストを作成してみました。

特にお勧めなのは「マスター・ヤグディン」かな。あと、「演奏してみた」カテゴリはどれも理解しやすいですね。

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実践 パケット解析 ―Wiresharkを使ったトラブルシューティング

実践 パケット解析 ―Wiresharkを使ったトラブルシューティング実践 パケット解析 ―Wiresharkを使ったトラブルシューティング

著者:Chris Sanders
出版社:オライリー・ジャパン
ネットワーク開発者にとってパケット解析は、非常に重要な技術です。HTTP等の既に確立されたプロトコルを使うぶんにはそれほどでもありませんが、例えばソケットを叩いて独自のプロトコルを作成したり、サーバ開発を行ったりするときには、パケット解析を行う技術がないと「何が起こっているのか」を理解するのが非常に難しくなってしまいます。

特にPCほど開発環境が整っていない組み込み機器で開発を行うときは、通信が行えないときに、

・ハードウェアがおかしいのか?
・ネットワーク設定が間違っているのか?
・ソケットライブラリに問題があるのか?
・自分のプログラムに問題があるのか?

このような切り分けさえ難しいことがあります。パケット解析の技術は、このような状況でも大きな助けになってくれるでしょう。

ただ、今まではパケット解析ならこれを読め的な本がなくて、効率的に勉強する手段がなかなかありませんでした。この本はWiresharkというオープンソースのパケット解析ツールをターゲットにしていることもあって、本とパソコンさえれば、すぐにでも始めることができますし、内容も充実していて、「何を読めばよいか」と聞かれたときの答えになると思います。

内容としては、パケット解析とはいったいどういうことをするのかの解説から、パケット解析を行うにはどのような準備をしたらよいか、Wriresharkの使い方、トラブル解決のケーススタディと続きます。特にケースタディは20個以上もあり、どれも具体的で面白いです。中には、「pingのパケットに情報を潜り込ませていた」というようなセキュリティ問題も出てきます。こういうのはパケット解析をしないと、疑うことさえできません。

ただ、この本に書いてあるのはよく使われるプロトコルだけですので、プロトコルによっては仕様書を調べたりすることも必要だと思います。それでも、パケットを捕まえるまでの知識はきっと役に立つと思いますよ。

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漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点

漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点
泉 信行

ピアノ・ファイア・パブリッシング 2007-03-14

先週末は東京で開催された文学フリマに参加してきました。Codaを手にとってくださった皆さん、本当にありがとう!

ところで、同会場ですごく面白そうな本があったので買ってきました。「漫画をめくる冒険」という本です。漫画についての論文に近い内容なのですが、書いてあることが非常に刺激的な上に読みやすくて、帰りの新幹線の中で一気に読んでしまいました。中身のクオリティからいったら、本屋さんで売られていても全くおかしくないですね。

まず全体的に感じたのは、この作者さんは本当に漫画が好きなんだなあ、ということです。A5サイズで160ページの本いっぱいに展開される漫画論は、まさに圧巻です。僕も漫画を読むのは好きですが、漫画についてこれほどの共感を得ることのできる発見があるとは思ってもみませんでした。
単に語っているだけじゃなくて、漫画というメディアが他のメディアとはどう違うのか、なぜこれほどまでに魅力的なのかを分析し、明らかにしようとしています。まるで未開の地を切り開き、地図を作る探検家のようです。

例えば、序章「<本>の形をした漫画」に出てくる、仮想アングルに関する説明だけでも目からウロコものです。漫画を読むとき、左側を向いているキャラクターと右側を向いているキャラクターの違いについて考えたことがあるでしょうか?
ぜひ今手近にある単行本を手にとって、左側を向いているキャラクターと右側を向いているキャラクターを比べてみてください。右側を向いているキャラクターは、あなたと「対面している」感じがしないでしょうか?逆に左側を向いているキャラクターは、あなたの「隣にいる」感じがするはずです。
例えばガンスリンガー・ガール9巻、128ページ1コマ目のジャンと3コマ目のヒルシャーを見比べてみればわかると思います。
ほんのさわりだけでもこれですので、全部読んだときの刺激は推して知るべしです。

あと嬉しかったのは、個人的に大好きなeensy-weensyモンスターが大きく取り上げられていたことです。さらに大きく取り上げられているスクールランブルについてはきちんと読んでいなかったので、今度読んでみようと思いました。

ただ残念なことに、この本は現在同人でしか流通していないそうです。なかなか大変だとは思うのですが、是非本屋さんでも買える形で出版していただいて、多くの人に読んでほしいなと思います。

※言葉足らずな気がしたので追記しました。
誤解を招くような書き方をしてしまったかなと思うのですが、この本は漫画についていろいろ解説して、「ね、そうでしょ」と言っているだけではありません。作者さんは「漫画を読むにはリテラシーが要求される」とはっきり言っています。つまり、僕たちが国語の授業を受けて、小説の内容をより深く理解するように、漫画について見識を深めることによって、作家の意図を感じ取り、漫画をより楽しめるようになる、ということだと思います。
僕はこの本を読んでから、家にある単行本を読み返してみて、改めて漫画って面白いなあと感じてます。

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Joel on Software

Joel on SoftwareJoel on Software

著者:Joel Spolsky
出版社:オーム社

情報系の学生が、大学でプログラミングを学び、会社に入って製品を作るようになると、誰もがあることに気付いて愕然とすることと思います。それは、プログラムという製品が作られる課程において、コーディング技術は必要な技術の一部に過ぎないということです。つまり、プログラム製品を作るためのもう一つの側面、マネジメントの必要性に気付くのです。
もちろん、製品に近いものを作成している研究室もありますので、一概には言えないのですが。

Joel on Softwareは、Excelの開発チームにも参加していたベテランプログラマ、Joel Spolskyさんのエッセイ集で、その内容は多岐に渡りますが、主に仕様書の書き方、テストの行い方、スケジュール管理の仕方などのマネジメントの側面について書かれています。

マネジメントはもちろんマネージャの仕事ですが、プログラマなら誰でも仕様の作成やテストに関わると思いますし、第一この本にも書かれているとおり、「プログラマのスケジュールは、本質的に本人にしか立てられません」。
僕は会社で働くにつれてこのような分野について学ぶ必要性を感じ、ひとまず最初の一歩ととして読む本を探していたところ、この本のことを知りました。

この本が実際に役に立つかは、試してみないとわからないのですが、まず単純に内容が面白くて読みやすいというのは素晴らしい点です。抽象的な内容があまりなく、Joelさんの実体験と、ユーモアのセンスに溢れています。
特にJoelさんがマイクロソフトで働いていたときの話は面白いですね。

あと、自分が働いていて何となく感じていたことが、きちんと言葉になっていてなるほどと思いました。
例えば仕様書を書くことについて、Joelさんは「仕様書はあなたの上司にとっても、テスタにとっても、テクニカルライタにとっても重要だが、何よりもあなたはそれを書くことによって、機能をデザインすることを強いられる」と書いています。これは本当に頷けました。プログラマはすぐにコーディングに飛びつきたくなるものなのですが、そういう作り方は大体間違いなのです。

あと、この本はプログラマのマネジメントをしている、部長や課長クラスの人たちにも読んでもらいたいなと思いました。いわゆる現場の苦労について、とても実践的に書かれているからです。もしあなたの上司がこの本を読んでいたら、あなたは本当に得難い職場にいるのだと思いますよ!

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