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Joel on Software

Joel on SoftwareJoel on Software

著者:Joel Spolsky
出版社:オーム社

情報系の学生が、大学でプログラミングを学び、会社に入って製品を作るようになると、誰もがあることに気付いて愕然とすることと思います。それは、プログラムという製品が作られる課程において、コーディング技術は必要な技術の一部に過ぎないということです。つまり、プログラム製品を作るためのもう一つの側面、マネジメントの必要性に気付くのです。
もちろん、製品に近いものを作成している研究室もありますので、一概には言えないのですが。

Joel on Softwareは、Excelの開発チームにも参加していたベテランプログラマ、Joel Spolskyさんのエッセイ集で、その内容は多岐に渡りますが、主に仕様書の書き方、テストの行い方、スケジュール管理の仕方などのマネジメントの側面について書かれています。

マネジメントはもちろんマネージャの仕事ですが、プログラマなら誰でも仕様の作成やテストに関わると思いますし、第一この本にも書かれているとおり、「プログラマのスケジュールは、本質的に本人にしか立てられません」。
僕は会社で働くにつれてこのような分野について学ぶ必要性を感じ、ひとまず最初の一歩ととして読む本を探していたところ、この本のことを知りました。

この本が実際に役に立つかは、試してみないとわからないのですが、まず単純に内容が面白くて読みやすいというのは素晴らしい点です。抽象的な内容があまりなく、Joelさんの実体験と、ユーモアのセンスに溢れています。
特にJoelさんがマイクロソフトで働いていたときの話は面白いですね。

あと、自分が働いていて何となく感じていたことが、きちんと言葉になっていてなるほどと思いました。
例えば仕様書を書くことについて、Joelさんは「仕様書はあなたの上司にとっても、テスタにとっても、テクニカルライタにとっても重要だが、何よりもあなたはそれを書くことによって、機能をデザインすることを強いられる」と書いています。これは本当に頷けました。プログラマはすぐにコーディングに飛びつきたくなるものなのですが、そういう作り方は大体間違いなのです。

あと、この本はプログラマのマネジメントをしている、部長や課長クラスの人たちにも読んでもらいたいなと思いました。いわゆる現場の苦労について、とても実践的に書かれているからです。もしあなたの上司がこの本を読んでいたら、あなたは本当に得難い職場にいるのだと思いますよ!

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