Prosper: The online marketplace for people-to-people lending

Prosper: The online marketplace for people-to-people lending

今日のワールドビジネスサテライトでProsperというアメリカの会社のサービスを紹介していたのですが、これが非常に面白かったです。

Prosperというサービスは、簡単に言うと投資のオークションサイトです。つまり、お金を借りたい側が、サイトに必要な額と最低利率を登録する。投資する側はそれを見て、貸す額と利率を登録する。募集期限が過ぎたときに、もし集まった額が募集額より多かった場合は、利率が高い順に貸し借りが成立する、というわけです。非常にシンプルですね。

利率はおおよそ10%ほどで成立することが多く、運営会社は借り手と貸し手の両方から1%ほどの仲介料を得るのだそうです。

もちろん投資なので、リスクが伴います。ただ、アメリカではクレジットカードの利用履歴などを企業に公開することができるので、お金を借りたい側がこれを運営会社に公開すれば、運営会社がそれを七段階評価で表示してくれます。オークションサイトの信用度のようなものですね。
信用度が低い借り手には当然融資が集まらないので、債務不履行になるケースは全体の0.5%ほどだそうです。
確かに借り手にしてみれば、ここで債務不履行になったというのは、世界中に「私はダメ人間です」と宣言したようなものですから、頑張って返そうとするでしょうね。

運営会社によれば、「銀行は利ざやを取りすぎ」だそうで、借り手と貸し手をダイレクトに繋ぐことができれば、もっと金融市場が活発になる、と考えたのだそうな。

これは新しいですねえ。新しすぎてあんぐりしてしまうくらい新しい。
従来の銀行の強みというのは、借り手を評価する情報と、人を人と繋ぐための営業力にあったわけです。
それを、借り手の評価はクレジットカードの履歴で、営業力はネットオークション形式で代替してしまえば、こういうことが起こります。社会の動き、というか資本家と労働者の関係を根本的に変えてしまうようなサービスになるかもしれないですね。

ちなみにこのサービス、貸金業法の制限で、日本ではあまり現実的ではないそうです。
どこからか圧力がかからないと、サービス開始はあまり期待できそうにないかな。

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